名前：クー 投稿日：2013-06-14
娘が産まれ年月が経つにつれ様子がおかしい事に気づいた。
言葉が出ない…難語しか発声しない。
専門病院で自閉症も含む知的障害だと言われた。
その瞬間、妻は泣いていた。
俺には障害だろうと自分の娘にはかわらないのだから、ただ愛情を注ぎ幸せに育てて行くとしか思わなかった。
けれど、8歳ぐらいになったある日の夜、急に娘が泣き出した。
つらそうに泣いてるのでどこか痛いのかと聞いても言葉が出ない娘からは返事はない。
急いで救急病院に行った。
医者に「どうしました？」と聞かれたが娘は話せない。
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代わりに伝えようとしたが曖昧な症状しか伝えられない。
ごめん…。
言葉が出ないなら、ちょっとした仕草や変化を親がきちんと見てあげなくてはいけない。
こんなに苦しんでいるのに俺は何を見てきたのかと謝った。
幸い大事には至らず元気になった。
そしてある日、2人目が妻のお腹に宿った。
妊娠6ヶ月目で染色体異常と言われた。
結局お腹の中で亡くなり小さい胎児を謝りながら抱いた。
ごめん。
お姉ちゃんも君もちゃんと産んであげられなくて。
今はお姉ちゃんに手がかかるけど、
そっちに行ったらまた会えるかな。