名前:前スレより 投稿日:2017-04-24
34 :前スレより:2007/05/07(月) 19:26:15 ID:F56W70+q
バツイチの俺、約束の時間ぎりぎりに舞浜駅のホームから階段を下りると、雑踏の中に元妻とミニリュックを背負った小3の息子が待っていた。
半年ほど見ない間に一回り大きくなっている息子をじっと見ていると、元妻が「じゃあ、お願いね」とパスポート(引換券)とメモ紙を渡してくれた。
元妻に見送られ改札を出る俺と息子、メモには息子の好きなアトラクや好みの店、食べ物が記してある。
ランドまでの道のり、二人とも無言だった。
いろいろと話したいこともあった、普通の父親が子にするように頭をなでたりも・・・でも、きっかけがつかめずにインパーク
いろんなアトラクを楽しむ内に少しずつ会話が増えてきたが、まだ、お互いに気を使っているような感じもあった。
ミートでキャストから「おとうさん」と言われ、なんか不思議な気分。
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長いようで短い、8時間ほどの親子ゲーム
夕闇せまる駅のホームで息子を元妻に引き渡した。
彼女の希望で俺は一本あとの電車に乗るので、二人を見送ることになる。
電車のドアーが閉まる寸前、息子が周囲も気にせず大声で叫んだ。
「おとうさん、今度はシーだよ! 絶対、一緒に行こうね!」
その日聞いた、初めての「おとうさん」という言葉。
一人、電車の中で、スプラッシュで撮られた、同じように口を開けているバカヅラの二人の顔の写真を見ていると、なんだか泣けてきてしまった。