名前:ぴこ 投稿日:2015-07-15
今日、俺は色々人生に疲れて思いつめていた。
それで インターネットを開いて泣きたい気持ちを全開にトコトン泣いてやろうと動画を色々見てた。
すると 俺の昔とリンクする話が出てきた。
え!?これって俺の話なんじゃないの??
そう、以前に投稿したものが誰かの手によって動画に生まれ変わり俺の元に現れたんだ。
それも偶然なのだろうか、その動画を見ていると頭の中に記憶がグルグルと思い出されてきた。
中学を卒業後、高校を諦め生活の為にと就職を選んだ俺が初給料に母に買ってあげた時計、、、
糖尿病で腎臓透析など身体が病気に蝕まれてた母は注射針を二日おきに刺される身体にまでになっていた。
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それのせいか、静脈には針を入れれないくらいに血管がボロボロに。そして血管は細くなりシャントという動脈と静脈を繋げる手術をした。
母は病気になる前から腕時計が好きで安物でも高価な物でも何個持ってるの?
というくらい腕時計をいっぱい持っていた。
そんな母が腕時計をしなくなった日が俺の初給料と時期が重なった時に俺は時計店に足を運んでいた。
母にでも、腕に出来る時計はないかなぁと店内を見渡していると、ある懐中時計に目が奪われた。
これなら腕にしなくても持ち運びにも楽で身につけられるからって、
値段は高い物は買えないけど、
初給料だからとして買って帰った。
家に帰ると、部屋には弟も居て腕から聞こえる血液の流れる音を弟に聞かせていた。
母は病気だからと暗くならず明るく振舞って弟にも
『なんか、ドクッドクッじゃなくてシュンシュン言ってるでしょ?』
と笑いながら話してた。
俺は母に
『もう腕時計出来ないんでしょ?困ると思うから気にいるか分からんけど時計買ってきたよ』
と言い、懐中時計を手渡した。
綺麗にプレゼント用の梱包された懐中時計を渡された母は薄っすらと涙を浮かべ笑顔で
『お前がこんな事するなんて雨でも降るんじゃないか?』
と照れ隠しの言葉を言って受け取ってくれた。
それを綺麗に梱包を取り、中に入ってた懐中時計を見るなり
『もう腕時計出来ないからね~、これからコレで助かるね』
と嬉しく受け取った。
それから数年が経ち、母が亡くなった時の事を思い返す、、、
以前、泣ける話で書いた時には カバンの中に兄弟へ、という手紙があったと書いてたけどカバンの中には 時計の針が止まってガラス板にヒビが入った懐中時計も隅の方に入っていた。
これも母の形見だからと買った時計店に修理を依頼に頼むと店長さんから
『以前にも中年のおばさんが同じ時計を直してくれってきた事があってね~、なんでも息子さんが初給料で買ってくれた時計だからとかって、でも その懐中時計は元が安物で直すにも、もう同じ部品も無いし 問い合わせた所生産もしてないみたいでね~、無理って断ったんだよね~…だから直せ無いんだけど…申し訳ない』
と断られてしまった…
多分、修理依頼にきた中年のおばさんってのは母だったのであろう。
母にプレゼントした時の顔を思い返していた。
あんなに嬉しそうにしくれてた顔…
多分、壊した!ってすぐに時計店に駆けつけたんだろうと…
それで安物で修理も出来ないと帰された時の顔が浮かんできた…
それで居た堪れなくなり、時計店に戻り店長に
『安物でも直せなくても良い!でも息子さんが初給料で買ってくれた思入れのある物に対して安物でっていう言い方は失礼だ!』
と言い放って店を後にした。
でも、俺は母の気持ちが痛いほど分かった。
ずっと大切にしてた事が…
まさか修理依頼にきた店までもが同じだったのかな?とか
なんか変に意識しちゃって
その懐中時計は壊れたまま時を刻んでないけど形見としてまだ持っています。
ただの物かもしれないけど人それぞれで価値は変わって、
金では買えない高価な懐中時計です。
今、その懐中時計を手にもう少し頑張ろう!と再確認出来た。
自分で書いた実話、それで懐中時計に繋がり運命というか、母が大丈夫だよって。
頑張りなさい
と言ってくれてる気がしました。
今日は母の得意料理だった鍋焼きうどんを食べようと思う。
