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誰も信じられない

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名前:イニシャル 投稿日:2009-11-30

高校の時。

悪いことばっかやってたけど、捕まったことはほとんどなかった。

要領よく動き回ってて罪悪感もなく、大人なんて信じてない
信じられるのは友達だけだって思ってた。

ある朝、警察官達が逮捕状持って家に来た。
窃盗罪だって言ってたけどどの件で来たか全然わからなくて…

でもまぁ証拠も残してね-し捕まるわけないって自信があった。

パトカーに乗せられ、警察署へ。
警察官から以外な言葉。

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「親友の○○が吐いたよ」

唖然だった。
別件で捕まってた親友が、関係ない事件で俺のこと謳っちゃってんの。

そもそも俺は見ていただけで、そいつが勝手に窃盗してただけの事件だった。

何度も何度も疑って、調書も読み返した。
でも残酷なことに親友の署名がそこにあった。

信じられなかった。
アイツが俺を売るなんて-

俺は鑑別所に入った。
有名な不良や先輩たちが、刑務官(?)
先生って呼ばれる人達にペコペコしてんの見て笑ったよ。

俺は親友を憎むことだけ考えて、先生達にも反抗した。
イジメで1人部屋に監禁、ヒドイ事も言われた。

もう友達も大人も、誰も信じられない。
メシも食わないでどんどん痩せてった。

親が面会に来て泣いてた。
親友のこと本気で殺してやるって
本当にそれしか考えてなかった。

ある日
「おい、ちょっと来い」ヤクザみたいな先生が俺を呼んだ。

『なんの用だよテメー』
必死に睨んで返した。

「事件のこと、話してみろ」

面倒ながらも、全部話した。
自分は何もしてない、友達に裏切られた、ほかの先生からのイジメのことも。

ふと先生の顔見たら
先生、号泣してんの。

『は?何泣いてんの??』

「辛かったなぁ。誰も信じられねぇよなぁ。ごめんなぁ。」

唖然だよ俺。

「でもな、人は憎まず罪を憎もう。俺は味方だから。」

それ聴いた瞬間、涙が止まんなかった。
一生分ってくらい、息も苦しくなるほど泣いた。

あれから5年。
先生、社会人になった俺は真面目に仕事やってるよ。
あの親友も、たまに遊ぶ仲に戻れた。

あんたがいなきゃ、俺は変われなかったかもしんね-わ。

今度ガキの顔見せに行くよ。

ありがとう。

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