名前:KEN 2008/06/07 投稿日:2009-09-25
投稿者:KEN 2008/06/07
楽しかった夏は瞬く間にすぎていってしまった。
僕はまだ高校2年生だった。
そのころ僕にはサオリという彼女がいた。
毎日のようにお昼ご飯は屋上で一緒にたべた。
毎日のように電話した。陸上部に所属していた僕を、毎日待ってくれて、一緒に帰った。
サオリは僕にとって一生出会えないくらい綺麗な女だった。
1学期も終わり、夏休みがやってきた。
SPONSORED LINK
僕はこれから起きる事も知らずに、ワクワクしていた。サオリは僕に「いろんなとこ行こーね」って言ってくれた。
僕も「いいよ!約束な!」っていってあげた。
そして僕とサオリはいろんなところへ行った。
近くの海や遊園地、映画館や一泊2日で旅行にもいってきた。
そんな楽しい夏休みが終わりにかかる頃。サオリは僕の家に遊びに来ていた。
朝から晩まで映画みたり、しゃべったり、いつものようにイチャイチャしていた。
帰り際にサオリは僕にこういった。
「夏休みもうおわっちゃうね。ありがとうね。いろんなとこつれてってくれて!来年もまたどっかいこーね!」と言い僕の頬にキスをし、帰っていった。
僕は帰って行くサオリの後ろ姿をみて、こいつを一生守ってやろう。そう思った。
1日騒いでいたせいか、いつのまにか僕は眠りについていた。
気ずくともう夜の8時間を回っていた。僕はいつものように携帯を手に取った。
すると着信が10数件あって全部がサオリのお姉さんからだった。
サオリのお姉さんとは部活が一緒だから、メルアドも電話番号も知っていた。
もちろん僕とサオリが付き合っている事を、お姉さんは当然しっていた。
僕は、イタ電かよ!と思い苦笑いした。
するとメールも来ていたことに、気がついた。
僕はとっさにメールを開いた。
するとほとんどが、サオリのお姉さんだった。
ぼくは慌てて本文をみた。
「大変!サオリが交通事故にあって危ない状態なの!早く来て。○○○病院にいるから。」
ぼくは携帯だけをもち、病院に走っていった。僕は走りながら、不安な気持ちでいっぱいいっぱいだった。
病院につき、フロントでサオリのいる場所をきいた。するとある階の聞いたことのない部屋に案内された。
そして病室の前についた。僕はあわてて、ドアを開けた。
すると薄暗くサオリの家族に囲まれサオリは眠っていた。
すると、お姉さんが、
「綺麗な顔してるでしょ。これでも眠ってるんだから」と声を震わせ、涙を目にためながらいった。
僕は全身の力が抜けた。
と同時に、サオリのもとに駆け寄った。
サオリは顔が白くなっており、綺麗だった。僕はサオリのてをぎゅっと握りしめ、泣きわめいた。
「サオリ!目さましてくれよ!早く家にかえろうょ!来年もどっか行こうって約束しただろ!なあ!?俺おいてくなよ!!」
僕は子供のように泣き叫んだ。
あれから数年たち、僕は毎年のようにサオリの命日にお墓参りにいっている。
そしてお墓参りにくるたびに、あの夏の事を思い出す。
8月20日。僕にとってサオリにとって、1年に一度だけ会える日となったのであった。
