名前:放蕩者 投稿日:2013-08-26
東日本大震災
辺りは酷い有り様だった…
鳥居の様に積み重なった車、田んぼに浮く漁船、一階部分は瓦礫で隙間無く埋め尽くされ、道路さえまともに走れない…
明るくなると周りは更に悲惨な状態だった…
少し現実離れした光景に、夢の中に迷い混んだのか?と思われる程だった
夜現地入りしたが…そのまま寝ずに準備に明け其処に立った…
人影は無く、電線は切れてバチバチ火花を出し、プロパンガスも開栓されたまま転がっている
余震や津波の二次災害に内心恐怖を感じたのを覚えてる
生存者救助は…絶望的だと思われた…
数日がたち、其でも僅かな望みを願いながら腰まで水に浸かり、泥の中を探っていた…
SPONSORED LINK
其処に1人の女性が現れ『すみません、息子が!あちらに居るんです助けて貰えませんか?』と声をかけてきた。流され必死で金網にしがみついたが…力尽き息子の手を離してしまったと泣きながら頼んできた…
総勢20名程で重なる瓦礫をよけ、泥を掘り返し休まずさがすと…泥にまみれた衣服の端が見えた。
急ぎ掘り返すと小学校低学年位の子が見つかった…
母親は静かに傍らにしゃがみ、息子に声をかけた『良かったね、自衛隊のお兄ちゃんたちが見つけてくれたよ、良かったね…』『本当に有り難うございます』…
何度も頭を下げられたが…
水で綺麗にしてあげて布で包み仮設安置所行きの車に乗り込む…
皆手を合わせ泣いていた…
多くの人々のご冥福を心より念願し、
少しでも早く復興しますことを御祈りしております。
