名前：はまちょす 投稿日：2021-05-23
新聞取り続けて半世紀以上。
それでも新聞配達の柄の悪そうな営業部のおっさんは、三年契約書に判子押してよと、うざい勧誘。
仕方なく押したけど、雨雪祝日関係なく走って配達してくださるおっちゃん以外は、正直新聞販売所の人間にいい印象なかった。
ある日集金に見慣れぬおばあちゃんがきた。
おどおどしてて、やたらうちの庭や咲いた花を誉めたり、世間話。
正直金払うからとっとと帰ればいいのに、このお人好しばあちゃんて感じでぞんざいに扱う酷い俺だった。。。
でも毎月親しげに話してくるおばあちゃん見てたらだんだん情わくというか、一度暑い日に集金に来られたんで、冷たいジュースを手渡した。
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おばあちゃんほんとに喜んでくれて、何回も頭を下げられてた。
で、
少し時が経った時に集金におばあちゃんではなく、ぶっきらぼうなおっさんが来てた。
「おばあちゃん、無茶苦茶な運転した車に事故に遇いましてな」
ただただボーゼンとしてた俺だった。
それから集金は毎度ぶっきらぼうなおっさんが来て俺は客商売なめてんの？と、むかついてる。
それと同時に、
あ、俺もおばあちゃんにぶっきらぼうな態度してたんだなと。。。
一生懸命こちらを和ませようと話しかけてくれてたのにと。
もう少し優しくしたら良かったな。
いなくなって、やっとおばあちゃんの優しい人柄がわかったアホな俺です。