名前:あまのじゃく 投稿日:2017-07-21
自分は、友達を信じられないそして信じてもいなかった。
自分はこの世界に味方なんていない、皆んな上部だけの汚い奴らばっかりだと思っていた。
俺の先輩の話。
その人は、普段全然合わないのに電話してくれる。
そして、なんかあったら電話して来い「いつでも助けてやるからな!」と言ってくれる。
自分は、その先輩の飲み会誘いを断ったりしているのに。
俺はなんでだろと思っていた。
自分は、最低で白状で友達だって傷つける。
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そして、周りには誰も居ない。
ずっと、疑問だった。
その疑問をずっと聞かずに居た。
それから、随分時が流れた。
学校で友達関係や人間関係に違和感を覚えていた。
自分には、誰もいない、味方も居ない、何もないと思って学校生活を過ごしていた。
毎日が、辛くて寂しかった。
自分が友達と思って居た奴らは結局上部だけだと気付かされた。
最初から、俺は見てもらえて無かったんだなと。
それから、クラスの奴らを信じるのを辞めた。
俺は、もう一人だと思って生きて行こうとした。
そんなある日、バイト終わりにその先輩から偶然電話が掛かってきた。
それは、いつも通りの先輩の声だった、そして「真面目にやってるか?」や「なんで飲みに来ないんだよ」などの先輩と後輩のたわいない会話だった。
その時に俺は元気のない声で返事をしていた。
すると唐突に先輩からこんな事を言われた。
「今なんか辛い事あるんか?もしなんかあったら俺に言え!なんかあれば助けにいく!お前は俺の弟分なんだからな!」
と言って先輩は電話を切った。
俺はそれを聞いた瞬間、涙がボロボロでた。
あの時と何も変わらない先輩がそこにあった。
その言葉は、心の底から出た言葉みたいだった。
嬉しかった。
自分を見てくれて居た人がまだ居た。
その言葉が、闇に落ちて居た自分の心を救い上げてくれた。
それから、俺は前を見て歩く事にした。
今の自分には、自分を弟分と呼んでくれる人が居る。
そして、どんなに離れて居ても味方でいてくれる。
今度先輩に会う時には一言お礼を言いたい。
ありがとうございます!