名前:穴開き靴下 投稿日:2016-12-23
先日、会社の研修でサービス業についてのウンチクを学んできました。
その受けた研修の中から、ひとつ書きます。
【某テーマパークのお子様ランチ】
テーマパークに数多くあるレストラン。
そのひとつに、ある日30代半ばを過ぎたくらいのご夫婦が来店されました。
接客をしたのはアルバイトの若い女の子です。
ご夫婦をテーブルへと案内し、注文を承りました。
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先にご主人が注文しました。そして奥さん。
最後に奥さんが、
「お子様ランチひとつお願いします」と、追加されました。
ご夫婦お二人だけです。それに、それぞれご自分の注文が終わった後のことです。アルバイトの若い女の子が確認します。
「お子様ランチ・・・ですか?」
ご主人が答えました。
「ええ、お子様ランチをひとつ追加してください。私達には子供がいました。この子は、なによりこのテーマパークが大好きでした。一日遊んだ後、このレストランでお子様ランチを食べるのが、特別の楽しみでした。今日はあの子の誕生日だったのです。いつものお子様ランチをお願いします。」
女の子は「はい」を申し上げ、ご夫婦のテーブルを離れました。
204 :穴開き靴下 ◆v.T/dshbsQ :2008/03/07(金) 00:31:54 0
そして戻ってきました。
彼女は子供用のイスを運んできたのです。
ご主人を奥さんの間に、小さな子供用のイスが静かに置かれました。
ほどなくして運ばれてきたお子様ランチ。誰も座ることのない、小さなイスの前におかれたお子様ランチには、
カードが添えられていました。
「いつまでも、お誕生日をお待ちし続けています」
あなたが彼女だったなら、一体何をしてあげられたでしょうか・・・
有名な接客マニュアル。
そこの一行も載っていない事を、彼女は自分の心のままにしてあげられたのです。
つらい時だからこそほほえみ、悲しい時だからこそ笑顔が必要なのです。
心を満たすことがかなわぬことだったとしても、
心を癒す事を忘れない心、、
それが本当のサービスでは・・・