名前:無名さん 投稿日:2012-05-27
224 :癒されたい名無しさん:2007/03/15(木) 16:48:21 ID:giuAHFcn
俺は三人兄弟の真ん中で頭も良くないし、スポーツもろくにできない。
いわば味噌っかすだった。
兄貴は国立大に現役で受かった。
妹は中学校の部活で部長をやっていてこの前大きな大会で三位になった。
俺はやる気をださない、だせない人間だった。
だから、親も兄妹も俺とはただの同居人としか思ってない、と俺は勝手に思い込んでた。
俺は今年受験で、馬鹿なりに生まれて初めて本気を出した、と思う……
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でもセンター試験の結果は思わしくなく、第一志望の国立は無理だと悟った。
親は、大学のランクを下げろ、と言った。近所の公立に行けと。
もうどうでもよくなって、俺は近所の公立大に願書を出した。
でもそこで思わぬことが起きた。
記念受験で受けた(俺から見て)レベルが高い私立大学に受かってしまった。
225 :癒されたい名無しさん:2007/03/15(木) 17:06:28 ID:giuAHFcn
親は反対した。
私立は金がかかる、大体一人暮らしはできるのか、と。
でも俺は食い下がった、その大学だと俺のやりたいことができる。
運でつかんだ前髪を離すつもりは、なかった。
俺は泣きながら言った。
そこに行かせてくれ、バイトもする、一人暮らしもちゃんとできるから。
記憶にある限りおれは今まで泣いたこともなかったし、親に本気で反抗したこともなかった。
そんな俺に気おされたように見えた親だが、それでも駄目だ、の一点張り。
俺は切れてそのまま部屋に引きこもった。
夜になってもう一度と話そう、と俺は親のいる居間に向かった。
居間に近づくとなにやら親が誰かと話してる。
それは兄貴と妹だった。
兄貴は、あいつを大学に行かせてやってくれ、俺もバイトでフォローするから
妹は、私からもお願い、兄さんに行かせてやって、と俺はそのとき目が覚めたような気がした。
拒絶してたのは家族では無くて俺が家族を拒絶していたのだということを。
226 :癒されたい名無しさん:2007/03/15(木) 17:19:45 ID:giuAHFcn
俺はなんとなく出づらくなって、そのまま自分の部屋に戻った。
ベッドに入ると自然と涙が出た。
多分これが嬉し涙なのだろう。
朝になると親が急に、行ってもいい、と言った。
兄と妹が親を説き伏せたのだ。
俺は両親に、ありがとう、一生懸命がんばる、と言った。
でも兄貴と妹には言ってない。
両親も兄貴も妹も例の夜のことを内緒にしていたからだ。
多分俺に気を使わせない為だろう。
俺もなんて言ったらいいかわからない。
今日は妹の誕生日だ。
俺はそこで兄貴と妹に伝えるつもりだ。
ありがとう
なんかあまり泣けないかもしれませんが、自分を追い込んでちゃんと兄妹に礼を言うために書き込みました。
