名前:無名さん 投稿日:2010-07-24
183 ::04/05/16 13:33
俺が厨房だったときのこと。
とても仲の良い女の子がいた。
彼女は学校でも評判の可愛い娘だった。
しかし、浮きだった噂も無く純情な娘だった。
彼女は俺と話すとき、いつも笑ってくれていた。
当然のように俺は彼女に惹かれていった。
一緒に映画を観に行ったり、カラオケにも行ったりした。
クラスメイトからはよく『お前ら付き合ってるのか?』
と言われたりしたが、付き合ってはいなかった。
彼女は遊びに行くときだって笑顔が絶えなかった。
俺はそんな彼女のことが本当に好きになった…いや、愛していた。
『恋は下心、愛は真心』という言葉を耳にしたことがあるが、正にその通りだな(笑)
高校も同じトコへ行こうと約束していた俺たちは、いつでもこのままいられると思った。
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だが…厨房時代最後の3学期が始まってからだ、彼女の様子がおかしくなったのは。彼女は学校であまり笑顔を見せないようになった…無論、俺にも。
そんな様子が続いていたから当然俺はとても心配した。
だけど何もできなかった…笑っていない彼女を見るのが辛かった…。
そしてそのまま迎えた2月14日。
彼女は俺を近くの公園へ呼び出し、チョコレートをくれた。
最高に嬉しかったが、何故か彼女は泣いているような気がした。
そのまま言葉も無くすぐに帰ってしまったので確定できなかったが、間違いなかった。
俺はそれよりも彼女からチョコレートを貰えたことに感動し
その日はずっと家でそれを眺めていたんだ…。
………馬鹿だった…。
次の日、学校へ行くと彼女は欠席していた。
先生の口からは絶対に信じたくない言葉が発せられた。
その瞬間、俺は教室から飛び出し、彼女の家へ向かった。
遅かった…彼女は両親の離婚が関係し、転校したんだ。
もうあの日々は二度と経験できないと思うと涙が出てきた。
それから、彼女の友達からこの言葉を聞いた。
『あの娘、あんたのこと好きだったみたい。
いつも楽しそうにあんたのこと話してたよ。』
俺は彼女のあの最高の笑顔を絶対に忘れない…いや、忘れたくない。
