名前:泣ける名無しさん 投稿日:2009-09-25
赤J :05/03/19 05:04:31
17の頃だった。
あの頃の俺はちょっとスレていて、カッコつけてバイクに乗っていたりした。
70~80年代のロックを聴いて、親や世間に反抗してみたりして…。
そんな頃に出会った同い年のアイツ…。
バイク繋がりで友達になって、まるで何年も前からの親友みたいに仲良くなった。
夜中バイク乗り回して、ネオンの光が消える頃に家路につく。そんな毎日だった。
「この味がいいんだぜ。」
とかいって、酒の味もわからない癖に粋がって、一緒にバーボン飲んだりもした。
楽しかった。
ただただ楽しかった。
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こんな日々が永遠に続いていくんだろうと、バカみたいに信じてた。 出会って1年も過ぎた頃、恋人との間に子どもが出来たって聞いた。
自分のことでもないのに、涙が出るくらい嬉しかった。
「春には結婚するんだ」と顔を赤らめて教えてくれた。
俺自身のことでもないのに気分は最高だった。
晩冬。
少し暖かくなり始めただった。
お前は逝った。
バイクでしくじったらしい。
俺より上手く乗りこなすヤツだったのに…。
信じられなかった。
病院のベットの上でまるで眠ったように穏やかな死に顔だった。
お前の前では不思議と涙は出なかった。
後から泣き叫んだけどな。
あれから8年。
俺はSEなんていう柄にもない仕事についたよ。
お前と呑んだワイルドターキーの味もわかるようになった。
お前の子どもは小学生になってたぞ。
お前にそっくりだった。
白免とったから、今はRRに乗ってるんだ。
秋に結婚するんだ。嫁さんかわいいぞ。
いいだろ?
…今でも、XJRの空冷4気筒の排気音を聞くとお前を思い出すよ…。
女々しくてすまない。
お前にもう一度会いたい。
