名前:泣ける名無しさん 投稿日:2009-09-25
495 素敵な旦那様 2005/05/17(火) 22:17:07
ここ数ヶ月いろんな意味で忙しかった。
25で自営をはじめて10年ちょいやってきた店をたたんだ。
利益が出ず、嫁の収入が主な生活費になっていて、いつやめるかのタイミングをみていただけだったからな。
そんな俺を嫁は「13年間お疲れ様でした」と優しく迎えてくれた。
最後の2年くらいは全然仕事にならず、イライラして嫁に当り散らしたこともあった。
でも、そんな時でも嫁は俺のストレスのはけ口になってくれて、夜には抱きしめて眠ってくれた。
一時、共同経営してたやつに騙されて借金を負わされたとき、死のうと思ったこともあった。
色んなものが残ってたら嫁が俺を思い出してつらいだろうと思って、写真や身の回りモノを処分してた。
すると、嫁がそれに気づいてこういった。
「もし、本気で死ぬんなら私も一緒に連れてって。その代わり一週間だけ時間を頂戴。
私も身の回りを整理してから死にたいから」
結局、その一週間の間に嫁と何度も話し合い、二人で乗り越えていこうと決心した。
SPONSORED LINK
あの時、嫁が気づいてくれなかったら、一週間待ってといわなかったら、俺は今ごろ死んでただろうな。 何度も泣きながら嫁と話し合ったのも、今じゃいい思い出だ。
この年で手に職もなく無職になったから、これから大変だろうけど、俺には嫁が残ってるから。
一番大切なものが残ってる以上、頑張っていこうと思う。
意味ワカラン文章スマソ。
明日から就職活動だ!
790 :素敵な旦那様 :2005/08/14(日) 07:02:02
先月、俺の誕生日があった。
毎年誕生日には妻がごちそうを作り、ケーキを焼いてくれる。
特に今年は、幼稚園に入ったばかりの息子からは「パパ」というタイトルの似顔絵、
片言を喋れるようになったばかりの娘からは「パパ、チュキ」という言葉とチュウを
もらって、とても嬉しかった。
そのささやかなパーティーのあと、寝ようとしてベッドにいくと、サイドテーブルに
小さな包みが置いてあった。
あけてみると、俺が前から欲しいと思っていたフランクミュラーが入っていた。
こんな高価なものを・・・家計は大丈夫なのか。
妻に聞くと、にこにこしながら、家計からは一切出していないから安心して。
私のお金で買ったのよ、と言う。
妻は子供ができてからずっと専業主婦だし、家を買うとき妻名義の貯金もほとんど
使ってしまったから、妻個人のお金でこんな高いものを買えるはずがない。
そのとき俺の脳裏に、数日前の妻の姿が浮かんだ。
独身の頃から大事にしてきた着物を、何故か突然取り出して眺めていた妻。
いとおしそうに一枚一枚触れながら、思い出話をしていた妻。
着物用のたんすを開けると、予想したとおり、それらが何枚もなくなっていた。
妻が祖母から受け継いだという、大切な着物まで・・・
もう着ないから処分しただけよ、あなたはいつも私にプレゼントをくれるけど
私はいつもケーキくらいしか作ってあげられなかったから。
あなたのお金を使わずに、私自身のお金でプレゼントしたかったの。
あなたへの感謝は、こんなものじゃ表しきれないくらいだけど・・・。
妻はそう言った。
俺はケーキだけで充分だったのに。大事な思い出を売ってまで、プレゼントなんて
してくれなくてもよかったのに。でも、でもありがとう。とても嬉しいよ。
俺は泣いた。泣きながら妻を抱きしめた。
あれから毎日、妻のくれた時計をはめて会社に行っている。
妻の愛が詰まったこの時計を見ると、どんどんやる気がわいてくる。
これからも妻と子供のためにがんばっていこうと思う。