ただ待ち合い室で祈るだけだった
何時間たったかわからないけど
看護婦さんが「山はこえましたからもうお帰りになられても大丈夫ですよ」と言ってくれてみんな胸を撫で下ろした
私はその頃 始まったばかりの学校が楽しくて学校がおわればみんなでたまったりとにかく家にいる時間が少なく遊び盛りだった
おばあちゃんの危篤から一週間後、授業中に携帯がバイブしたディスプレイには"パパ" 義理の父だった
電話にでると、震えた声で「おばあちゃんがまた危篤だから」と一言それを聞いて心臓がどくん、と鳴った
あたしは急いで走った
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学校から駅までダッシュした駅について電車を待ってるとまた電話がなった
今度はお姉ちゃんだった
「いまどこ?聞いた?病院向かってる?」
あたしは「うん、でもこないだも危篤とかいって平気だったし、今回も…」自分に言い聞かすように安心できるように言った
でもお姉ちゃんは
「いや、こないだ危篤になってそれからまたすぐでしょ、今回ホントに危ないと思う あたし時間かかっちゃうから、なるべく早く行ってあげて」
なんてなんとも不安な言葉で返してきた、あたしはやっときた電車に乗って、早く、早くと携帯を握りしめた
するとまた携帯が…
"パパ"
恐る恐る電話にでると
「もしもし…おばあちゃん今、死んじゃったから…」
あたしは頭がまっしろになっていろんなことが頭に浮かんできたけど必死にかきけして早く、早くと心の中で叫んだやっと電車が到着し、
病院までこれでもかと言うぐらい全力で自転車をこいだ
早く、早く、と…
病院についてエレベーターにかけこんだ
三階につくとソファに力ない母の後ろ姿が…
母には、おばあちゃんしか身内がいない
おじいちゃんはすでに死んでるし一人っ子だから兄弟もいない
そのたった一人の身内がいなくなってしまったのだ一番悲しいのはお母さんだあたしが泣いちゃいけない
支えてあげないと
「お母さん…」
そう声をかけると
「あぁ、来てくれたの
今おばあちゃん看護婦さんにきれいにしてもらってるから」
以外にも、涙は流れていなかった
そんな母を見てあたしもまだ信じきれていなかったしばらくして看護婦さんが「おわりましたから、どうぞ」と言ってきた
あたしは早足で病室に入ったその瞬間、あたしは何かがきれたように号泣してしまった
病室に入る今まで平気だったのに、
おばあちゃんの顔をみた瞬間に自分でもわからないくらい声がでるほどないてしまったのだ
そんなあたしを見て母が「きれいな顔してるでしょ?…お母さん、ちょっと手続きしてくるから待ってて」と部屋をでていってしまった
あたしは泣いた
泣いて泣いてよぼよぼのおばあちゃんの手を握った 悲しいことにその手は冷たかった
その日どれほど泣いたかわからない
次の日 一重になるくらい泣いた
母は泣かなかった
お通夜、お葬式 出棺…
その時だけ母が号泣し「おばあちゃん…気をつけて天国まで行ってね」と言葉にならないほどなきじゃくりながら言った
あんなに人が泣いたのをあたしは始めて見た…
それからもう7年がたつあたしは今でも自分を責めている
おばあちゃんが作ってくれたすいとんやおにぎりを嫌だと思ったこと、「一人にしないでくれよ」と言ったおばあちゃんに「うるさい」なんて言ったこと…おいていったこと…
おばあちゃんはあたしが小さい頃からいろんなことをいっぱいしてくれたのに…どんなときも、そばにいて寂しがらないように母の代わりになってくれていたのに…
全部全部あたしたちのためにしてくれていたのに…
あたしは何も返してあげられなかった
それどころか最低なことをして謝れないままお別れするはめになってしまったのだ
ごめんなさい…
ごめんなさい
おばあちゃん…
酷い孫でごめんね
本当に、本当にいろんなことありがとう天国で待っててね
会えたら、抱き締めてごめんねって言わせて、
おばあちゃんの
すいとん食べたいな
天国で作ってね
