名前:泣ける名無しさん 投稿日:2009-09-25
グレイターマンチェスター州、ウィガンに住むロバート・ベルさん(73)夫妻の自宅では、
17歳になる白猫のアーサーと生後18ヶ月のランカシャー・ヒーラー(英国原産の小型牧畜犬)のオスカーが飼われていた。
犬と猫という種族の違いを越え、二匹はとても仲が良くいつもいっしょだった。
自力ではソファの上にあがれないオスカーを、体の大きなアーサーはよく手助けしていたそうである。
しかし、悲しいことにこの二匹にも別れの時がやってきた。
老猫のアーサーが天に召されたのだ。
妻のマヴィスさんは庭の一隅に墓穴を掘り、アーサーの亡骸を葬った。
その時、オスカーもそばで見守っていたそうである。
ところが、翌朝、ベル夫妻が目覚めてみると、そこには信じられない光景があった。
なんと、猫の寝床に、埋めたはずのアーサーの亡骸が丸くなって入っていたのだ。
しかも、アーサーの毛皮は白く光っていた。その横では、オスカーが同じく丸まって眠っていた。
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どうやら、オスカーは相棒がいなくなり、寂しさのあまりアーサーを連れ戻すことに決めた様子だった。
ロバートさん曰く、「彼は、アーサーを連れ戻そうとして、夜、キャットフラップ(猫の出入り口)から頑張って外へ抜け出たようです。
アーサーは巨大な猫でしたから、力を振り絞ってやったにちがいありません」
「バスケットにアーサーを引っぱり入れた後、その横で自分も寝たんでしょう。
アーサーの毛は白く光ってました。きっと、オスカーがきれいになめてやったんだと思いますよ。
一晩中、かかったんじゃないでしょうかね」
そんなことがあった後、アーサーは安全な場所に埋葬しなおされたそうである。
そして、夫妻はオスカーの気を紛らせようと、子猫を迎え入れた。
リンペットと名付けられた子猫を、オスカーはとても大切にしているという。