名前:日本昔名無し 投稿日:2013-05-02
92 :日本昔名無し:2007/02/08(木) 14:30:15
昔っていうか4年前の話。
2歳年上の彼女と付き合ってて、俺の30歳の誕生日にプロポーズしようと決めてた。
予め、さり気なく指輪のサイズも聞いておいて、婚約指輪も購入。
プロポーズするレストランもチェックして準備万端。
当日、俺の自宅の最寄り駅前で待ち合わせ…ところが19時の約束の筈が、30分過ぎても1時間過ぎても現れず…
普段から時間には少しルーズな所があったので、いつもの事と思ってあまり気にもしなかったが、さすがに1時間も来ないとイライラして彼女の携帯に電話するが、何度掛けても出ずに留守電になってしまう。
絶対に誕生日にプロポーズすると決めていたし、待ち合わせ場所を離れてすれ違いになるのも嫌だったので、その場を動かずに15分ごとに電話を掛ける事にした。
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約束の時間から4時間後、やっと電話が繋がった「何やってんだよ!」と怒鳴ると、どうも声の感じがいつもと違う…「〇〇君よね?」…よくよく聞くと、その声は彼女ではなく彼女のお母さん…。
何故、携帯にお母さんが出るのか?ただならぬ不安を感じ「どうしたんですか?」と聞いてみると…「実はね…〇〇美、夕方車にはねられてね…ついさっき、病院で亡くなったの…。」との事。
一瞬にして目の前が真っ暗になるって、あの時に初めて経験した。
とにかく、タクシーを捕まえてすぐに病院に向かった。
病院に着くと、お母さんがロビーで待っててくれた。
事情を聞くと…
俺に渡す為の誕生日のプレゼントを忘れて、慌てて家に取りに帰り、再び出掛けた直後に家の近所で車に跳ねられたとの事…。
しかも、家に取りに戻った時に、お母さんが「そんなに慌てなくても良いんじゃないの?」と言うと「いつも約束の時間に遅れてるし、今日は〇〇の誕生日だから絶対に待たせたくないの!」と言ってたらしい…。
俺が誕生日のプロポーズに拘らなければ…、
待ち合わせに遅刻したのを怒らなければ…、
待ち合わせの約束をもっと遅い時間にしてれば…、
未だに、悔やんでも悔やみきれない…。