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おじいさんが取り出そうとした物

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名前:まりすと 投稿日:2017-05-28

私の兄は今年、神奈川のとある大学に入学し、大学生活をおくっていますが、最近久しぶりに家に帰ってきました。

私の父方の祖母が危篤状態にあり、もう何日生きられるかわからない状態に陥っていました。

兄が帰ってきてから家族で毎日祖母が入院している病院にお見舞いに行きました。

そして、兄がこっちにいる最終日。

いつものようにお見舞いに行きました。

祖母は認知症が悪化し、もう寝たきりのような症状になっていたので何も喋りません。

日に日に痩せ細っていくのが感じられました。

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いろいろと祖母に話しかけたり、今の調子を観察したりだのして時間は過ぎて行き、家族それぞれが祖母に今日の別れをつげ、病室を出ていきました。

ですが、兄はしばらくの間祖母の病室を出ませんでした。

最期の別れになることを惜しんでいたのでしょう。

でも、何かと祖母はわかっていそうでした。



私たちは兄を見送るために駅に行きました。

兄を駅のホームで見送るために切符を買い、私たちはホームで新幹線が来るのを待っていました。

兄が新幹線に乗り、別れをつげてきいました。

新幹線が発車するまで待っていたところ、そこでの出来事です。



とあるおじいさんとその家族がとても急いだ様子で走ってきてました。

どうやら遠くから来たおじいさんを、その家族が見送りに来たのでしょう。

もう1分ほどで出発するという時、おじいさんは家族に早く乗れと急かされている中、新幹線に乗らず、自分の背負っているバッグの中から何かを取り出そうとしていました。

その家族がそれを阻止するようにして、おじいさんを新幹線に乗り込ませました。



そして、兄とおじいさんを乗せた新幹線は発車しました。



私自身もおじいさんがこの時間のない時に、何をしようとしていたのかわからなかったのですが、帰る時、母が泣いているのに気がつきました。

実はあのおじいさんは、あの時バッグの中からカメラを取り出そうとしていたようです。

母は、「最後にあのおじいさんは家族と写真を撮りたかったんだろうな」と言い、悲しんでいました。

確かにあのおじいさんは90歳を過ぎているように見えました。

そこでもう何回、自分の家族に会えるかわからないという想いがあり、写真を撮っておきたかったのだと思いました。

遅れて来たのもギリギリまで家族との時間を過ごして来たからでしょう。

とても心が痛みました。

自分が軽視したその行動が、ひとの最期の別れになったりするかもしれない。

身近な人の気持ちをもっと大切にしてあげたいと思った出来事でした。

おじいさんが取り出そうとした物 現在 532pt 泣けた

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