名前:ツバス 投稿日:2015-10-12
人生に絶望してる
自分に絶望してる
そんな私がたまたまアニメを見た。
エンディング曲に感動した。
透き通る声それに合わせた低音高音、見事なコーラスワーク。
その瞬間からこのコーラスグループをパソコンで検索しまくりCDDVDを買い漁って、聞きまくった。
ファンクラブにも入った。
生の歌声が聞きたくて、ライブチケットをゲットしたかったからだ。
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ピギナーズラックなんだろうか?一番前の席が当たった。
小さいライブハウスでのイベント。
紅白を狙えるようなアーティストが来るような建物ではない。
この歌手の方々がファンを大切にし、地道にふれあいを大切にしてるからだ。
私は致命的なミスを犯した。
遅刻をしないようにと、二時間前には建物入口にいたからだ。
席は決まっている。
二時間前にファンは私しかいない。
出待ちなんかすると、警備など大変な手間や経費人員がいるから、昔からのファンは、イベント開始少し前に来るのがマナー常識だったのだ。
一つしか入口がない建物の前に私が一人。
なんと歌手の皆さんが車で到着した。
車から、入口まで数秒の距離。
最初に降りた歌手の方が鬼の形相で足早に入口に。
次の歌手の方は私を見てなのか、入口で一人だけ歌手を出迎えていたスタッフに険しい顔で注意?をして、中に。
歌っているときの天使のようなイメージと違い、半泣き青ざめていく私。
三人目の歌手の方と目があってしまった。
睨まれるのかな?
次の瞬間、信じられない事が起こった。
なんとその人は、わたしに歩きながらだけど深々と頭を下げて下さったのだ。
私はそれまでのショックが全部ぶっ飛んだ。
彼女の優しさに感動したから。
もしかしたら、ただ単にスタッフと間違われたのかもしれないけど。
マナー礼儀もわかってない新米ファンの私だけど、おじぎしてくれた方は私の目当てのメンバーじゃなかったけど。
生きる希望も失ってたわたしだけど。
もう少しだけでも、生きてみたくなった。
だって私は、その人の本当のファンになったんだから。
もう少しだけでも、歌を聴いて行きたい。
一生あなたのファンになりました。
これからも頑張って下さい。