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俺のおっちゃん

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名前:ぴこ 投稿日:2015-09-30

無性に後悔の念と悔しさで押し潰されそうになっている。
自分の事ばかりの考えで、今まで生きてきたと思いあがって死のうとしていた。

辛い事が一度に沢山あって もうダメだなって、母さんが残した日記と母さんの形見の懐中時計を胸に無心になってた時だった。
携帯に着信が入った。
俺は、そうかぁ俺なんとなく おっちゃんに電話かけてたんだ…と思い電話に出ると

「おお、ヒデ元気にしとるんか?たまには家に帰ってこいよぉ?」

少しの沈黙の後、

「あぁ、仕事も忙しくて そんな暇もないよぉ、こっちはぼちぼちやってるけど、おっちゃんはどうなの?」

適当にいつでも帰る時間もあるのに、暇もないってあしらって…でも、この質問をした後のおっちゃんの返答に俺の中で旋律が流れて走馬灯の様に記憶が蘇り涙が溢れた。

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「おっちゃんなぁ…癌になってしまって1週間前まで入院しとったんだわ。
お盆も近いから一旦だけど帰ってきとるんだ。」

いつもは少しでも明るく元気な声を聞かせてくれる、おっちゃんだけども この宣告をした時は少し寂しそうに聞こえて、返す言葉に詰まってた所に

「おっちゃんなぁ、頑張ってみるから時間ある時でも帰ってきて一緒に一杯やろうな!ガッハッハッ(爆笑)」

俺は涙声がバレないように

「分かったわ、ビールと焼酎持って行くから無理せず長生きしてよ!(笑)」

おっちゃんはいつもの調子に

「おうおぅ!ヒデも頑張れよぉ(笑)
じゃ、またな!ガッハッハッ」

そう言って電話を切った。
俺は、この電話に救われたのだ、、、
おっちゃんと言っても おばちゃんが死んだ後の戸籍上は赤の他人なんだけど、おっちゃんには感謝しきれないほど色々な事を学ばさせてもらった。
そして、いつでも俺の味方になってくれた。

おっちゃんにまつわるエピソードがいくつかある。


エピソード1
少年時代の時、警察にお世話になって帰った後に家族中に責められてた時でも

「おぉ!ヒデ~!(笑)やったなぁ!(爆笑)それでも何か一生懸命に出来るもんがあるからだろう?それならしょうがない時もある!ガッハッハッ(爆笑)」

とおっちゃん1人が責める事もなく、笑って迎えてくれた。
後日談でおっちゃんに何故 あの時に俺を怒ったり責めたりしなかったの?と聞いた。
するとおっちゃんは

「ヒデ~、もしもあの時お前を庇ってくれる人が居なかったら将来 心が荒んだ人間になってたかもなぁ!(笑)ガッハッハッ」

そう答えた。
確かに身内で何人かに責められ怒られるのは当たり前の事、だけど逃げ道と言うか おっちゃんは付け加えて言った事もある。

「親父とオカンが一緒になって怒ったりする家庭の子供は、子供がダメになる!たとえ、煮えくり返るほど怒りたくても
どちらかが怒れば それで良い。愛の手を差し伸べるのも怒ったうち。母さんは怖いからな!(笑)ガッハッハッ」

女手1つで子供を養う中でおっちゃんっていう存在は父親にあたいする存在だと思った。


エピソード2
配管工という仕事をしていた時、兄と弟あと おっちゃんも同じ職場に居た事があった。
兄は地位が高く、指示を与える役目もあった。
何故か、いつも俺が汚れ仕事を指示をされて猛烈に抗議した事があったんだが、おっちゃんが一緒にやってやるからって
俺をなだめて一緒に汚れ仕事をやってくれた事があった。
おっちゃんは悟すように俺に言ってくれた言葉があった。

「ヒデ~、どこかで誰かが やらないとダメなんだよ!(笑)それがヒデだったかもしれないし、おっちゃんだったかもしれない。もしかしたら同じ事を誰かがやってるかもな!(笑)誰かがやらないといけない!って事なんだよ!ガッハッハッ」

今では分かる事なんだけど、誰でも嫌だなって思う仕事をしてくれている人が居るから快適に暮らしていける世の中があるって事、そして誇りある仕事だって事を教えてくれたのだと思った。


エピソード3
一度だけ猛烈に叱られた事があった。
とある日に母さんと大喧嘩になり、揉み合いになってた時、拍子で顔に手が当たった時のだった。
おっちゃんは隣の部屋で笑いながら見てただけだったんだが母さんが倒れこんで、無言になった時に突然。。

「ゴラァァァア!ヒデぇ!女に手挙げるってのはどういう事やぁ!その手は女を殴る手じゃない!男の手ってのは誰かを守る為にある手やぁ!!!」

只々、俺は怒られた事にビックリして、立ちすくんでしまっていた。
おっちゃんは言う。

「ヒデ~、男の手って言うのは男同士での喧嘩なら拳だ!でも その男の手を女に振りかざした時は凶器なんだな。」

おっちゃんは俺に包丁を向けながら言うもんだから俺は涙流しながら

「ごめん…俺が悪かった。」

本当に怖かった。
おっちゃんは立て続けに

「おっちゃんが今してるのは、お前の行為だ!それで今、お前が感じた事が母ちゃんの気持ちや!分かったか!(笑)ガッハッハッ」

と包丁を戻して俺の頭を軽く撫でて、いつもの おっちゃんに戻った。
教育の仕方なのだけど、おっちゃんなりの愛情と言うか、本当に身に沁みた。


エピソード4
母さんの葬式の時に遺族の仕事と言うか遺族にしか出来ない事がある。
出棺の際に出来事は起きた。
俺は然程、そう言うのに頓着が無いのだが一部の親戚で騒ついてるから気が付いただけだったのだが 親戚が声を合わせて言う。

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