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親の心子知らず

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名前:わっこ 投稿日:2014-11-09

中学2年の夏から1年間も入院した
退院して間もなく高校受験

高校生になると、下宿生活になった…
高校を卒業して就職

田舎を飛び出して、会社の寮に入った
そしてそのまま結婚
嫁ぎ先は結構遠い

しかも厳格な家で実家にはほとんど帰れない

でも、まあ、『帰りたい』と思ったことがあまり無いのだ
どんなに辛くても実家に帰ろうと考えた事が無い

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中学2年の14歳から今に至るまで、ほとんど家に居ない娘だった



携帯電話も無い時代
不思議と寂しいと思った事はほとんど無い
ホームシックの覚えは無い

むしろどの時期も楽しんでいた

高校時代は週に1度くらい電話を入れていたような気もするが
就職してからは家に電話をすることもほとんど無い

“便りが無いのが元気な知らせ”

きっと家族もそう思っているだろう…

特に母はサッパリした人だ…

涙もろくてお人好しで、喜びも悲しみも分かりやすく全身で表現する父に比べて
母はどちらかと言うと淡々とした人だ



私は家や家族が嫌いな訳じゃない
大好きな大好きな家族である

連絡しなくても心が繋がっている
だって家族だもん

そんな風に思っていた。
なんて自分勝手なんだろうと、今は反省してるけど。。。



母が1度だけ…

就職先の会社に電話をしてきた事がある

当時の私は彼氏がいて
毎晩のように彼氏と遊びに出掛けていて

寮に電話してもなかなか捕まらず
やむ無く仕事中の会社に電話を繋いだのだった



内容は、なるべく近いうちに1度家に帰ってきて欲しい
私の写真を撮りたいと言う

母が私に頼み事をするなんて珍しい
しかもこんなに強引な事は皆無に等しい

ちょっと驚いた

私の田舎は雪深いところで成人式は夏に行われる
だから振り袖を着ていない

どうしても、私の振り袖姿の写真が欲しい
と言うのだった。

私は23歳になっていた

久し振りに実家に帰った

連れて行かれた写真館で…振り袖は母の見立てで既に決まっていた
色は赤、模様は黒
特に文句は無い

化粧をし、髪をあげ、着物を着付け、写真を撮影している間ずっと
母は嬉しそうに、はしゃいで見えた

後日出来上がった写真を、母は何度も何度も見て

『私の宝物』

そう言った



先日、呉服屋へ来年成人式を迎える娘の振り袖を見に行った
あれもこれもと、着物に袖を通す娘

この色いいわね
この柄の方が似合うんじゃない?

親の心子知らず 現在 354pt 泣けた

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