名前:ごぢごぢ 投稿日:2014-06-04
今さらですが、3年前の東日本大震災後の話です。
当時 私は子宮の摘出手術を終えたばかりで、家計に負担をかけた事に罪悪感があり、勢いで寄付した僅か20000円にすら後ろ髪を引かれる思いでした。
それから数日後、私は銀行にいました。
そこへ老婦人が手押し車を押しながら入って来ました。
きっと頻繁に来られているのでしょう。
入るや否や窓口に直行し、財布と通帳と印鑑を出し
「たちまち(とりあえず)30000ほど残して地震の寄付に入れてくれんね」
と手に持った通帳達をカウンターにコツコツと打ちながら急かしていた。
細かい事は解らないが、知人が岩手の宮古に居たのか居るのかで、世話になったから力になりたいと言っていた。
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その老婦人は、手押し車に段ボール箱も乗せていて、一緒に困っている人に届けてくれとも頼んでいた。
行員は困っているようにも見えたが、
感動したのでしょう…
できる事をしようとしているようでした。
そして老婦人は
「来月に入ったら年金が入るけぇ、それまで堪えてくださいいうて、伝えてもらえんかね」
そこまで聞いて自分が恥ずかしくなり、涙を堪える事ができなくなり、銀行を後にしました。
きっとこのような人が日本を支えてきた本物の大和撫子なんでしょう。