泣ける話ちゃんねる|泣ける話と感動する話で涙腺崩壊

青いあじさいの花

  1. TOP
  2. 友達
  3. 青いあじさいの花

名前:S 投稿日:2010-02-27

今から4年前の7月、私は転校生として新しい学校にやってきました。

そこで、Yちゃんという女の子と友達になりました。

隣りのクラスだったけれど、家が近かったのと、部活が一緒になったのとで、Yちゃんとはすぐ仲良くなりました。
あまり人前に出るような明るい子ではなかったけれど、とても優しく、真直ぐな子でした。

家が近かったこともあり、よく一緒に帰りました。
1人で帰ると長く感じる帰り道も、Yちゃんと一緒だととても短く感じました。

転校生してきてから9ヶ月。私たちは中学2年生になりました。
桜の花が満開だったのを覚えています。
その日もいつもと変わらない1日でした。

SPONSORED LINK
それから2ヶ月。
あじさいの花が咲く6月。
雨は降っていない金曜日の放課後でした。Yちゃんと2人の友達と私の4人で学校から帰っていました。
1週間の疲れがたまっていた私は、早く家に帰りたくて、その日はいつも通っている通学路とは別の道から帰ることにしました。

分かれ道、
「ばいばい!また月曜日ね。」と言葉を交わしてYちゃんたちと別れました。

まさかこれが、Yちゃんとの最後の会話…私の見るYちゃんの最後の笑顔になるとは思ってもいませんでした。
次の日の夕方…電話のコール音が家の中に響きました。
電話は同じ部活の友達からでした。その友達は、
「ねぇ…、知ってる?」
と私にきいてきました。
その瞬間、嫌な予感が頭をよぎりました。けれど、誰かが怪我でもしたのかな。ぐらいにしか思っていませんでした。
そんな私は友達に
「なんのこと?」
と聞き返しました。

。友達は、
「Yちゃんがなくなったこと…。」
と言いました。

その瞬間、頭が真っ白になり、友達の電話の後に担任の先生から電話があったことしか覚えていません。

最後のお別れのときまで私は「うそだ…うそだ…」と自分に言い聞かせました。

Yちゃんとの最後のお別れのとき、初めて本当の涙がこぼれました。

棺の中の冷たいYちゃん…。写真の中のYちゃんの笑顔…。
どれもこれも涙でにじんでいたけれど鮮明に覚えています。

そのとき、私の家の庭には青いあじさいの花が咲いていました。

火葬場へ運ばれて行くYちゃんを見ながら、私は
「なんで?どうして?どうしてYちゃんなの?」
と言い続けました。

友達の1人が、
「うん…。うん…。」
とうなずいてくれていまた。

それから、友達も私も食べ物が喉を通らなかったり、体調が悪い日が続きました。

誰よりも早く学校に来て、私が廊下を歩いてくると、いつも
「おはよう!」と教室から出て来たYちゃん…。

今でも、どこかから「おはよう!」とYちゃんの声がきこえてきそうです。

もうすぐあれから4年たとうとしています。

あの青いあじさいの花は枯れてしまって家の庭にはもうありません。

けれど、あじさいの花をみるとあのときの青いあじさいの花を思い出します。

私は、あの日いつもと同じ道を通って帰っていれば、Yちゃんの家の前まで行けたのに、近道をしてしまったこと、Yちゃんに`ありがとう'も`ごめんね'も言えなかったことを後悔しています。
Yちゃんには、命の大切さや前向きに生きること、あたりまえのようにすぎて行く毎日がとても大切な1日だということ、大切なものは自分の1番近くにあるということ、そしてそれは失って始めて気付くものだということ、前を向いて歩くと言うこと…そしてなにより、`ありがとう'の大切さを教えてもらいました。

出会ってから1年もたっていなかったけれど、あなたに出会えたことで、大切なことをたくさん学びました。

これからも1秒1秒に感謝して、生きて生きたい。

あたりまえをあたりまえと思わないで、あたりまえを大切にしていきたい。

長くなってしまいました。読みにくかったと思います。本当にごめんなさい。

最後に、

今、願いが一つ叶うとしたらなにを願いますか?

私はあのころにもう一度戻りたいと願います。

あのころにもう一度戻ったら、Yちゃんに伝えたい。

大切なこと教えてくれて、いつもそばにいてくれて本当にありがとう。
何もできなくてごめんね。と。     

最後まで、読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。

今を大切にしてください。

青いあじさいの花 現在 127pt 泣けた

関連する泣ける話

SPONSORED LINK

泣けるコメント

コメント募集中

  • コメントは投稿規約をよく確認してください
SPONSORED LINK

あわせて読みたい

Code:+